スキルアップできるエンジニアとそうでないエンジニアには違いがある!
SESのエンジニアなら誰でもスキルアップできるかというと、実際のところそういうわけでもないんです。どういう人ならSESでスキルアップできるのでしょうか?いくつか意識しておきたいポイントと一緒に紹介します。
SESでスキルアップできるのは、主にエンジニア経験者です。クライアント企業に派遣されるSESエンジニアに求められるのは、成果物ではなくスキルや労働力ですよね。もともと持っているエンジニアとしてのスキルを、SESから派遣されるさまざまな企業で応用することができます。自分のスキルが「どのプロジェクト」で「どの程度」通用するのか、経験を通じて知ることができるのがSESエンジニアの強みでもあります。
未経験者がSESでスキルアップすることが難しいのは、SESエンジニアに求められているのが即戦力だから。エンジニアとしての知識があったとしても、実務経験がないなら派遣されたその日から実務をこなすのは難しいですよね。クライアント企業はSESから見るとお客様であって、自社のエンジニアの教育係ではありません。
SESエンジニアの仕事は与えられた指示通りに働くことなので、なんとなく働いていると「指示待ち人間」になってしまう可能性も……。指示待ちが当たり前になると、スキルアップは難しくなります。SESエンジニアがスキルアップするためには、自分のスキルに対する自覚を持ち続ける必要があります。自分にはどんなスキルがあってどんなシステムが作れるのか、時々自分を評価してみてください。自分と同じレベルのエンジニアは市場にどの程度いるのか、どんなスキルがこれから求められるのかなどもよく考えましょう。自分の市場価値についての意識を常に持っておくと課題が見えてくるので、スキルアップにつながりやすいですよ。
企業を渡り歩いていると、いろんなタイプのエンジニアに出会うと思います。その中で仕事がデキる人に出会ったら、その人のやり方をお手本にしてみてください。手取り足取り教えてもらえる環境にいなくても、見聞きして学べることはたくさんありますよ。
社外の人と積極的に交流することもスキルアップの原動力になります。交流会などのイベントがあれば、ぜひ出席してみてください。やや単調にも思えるSESエンジニアの日常にはない刺激を受けると、モチベーションを高めることができますよ。SESエンジニアとしてのスキルを持つまでに成長できる人なら、「成長したい!」という気持ちを高める要素ひとつでさらに成長できるはずです。
SES企業の多くは、フリーランスと直接契約を結んでいません。もし直接契約を結ぶ企業が見つかったとしても、いい案件ではないかもしれません。フリーランスエンジニアのほとんどはフリーランス向けのエージェントを活用して希望のSES案件を見つけています。担当者の質が高いエージェントなら、現状でできる最良のSES案件を紹介してくれますよ。
続きフリーランスエンジニアの働き方は「常駐型」と「在宅型」の2種類ですが、SES案件は常駐型です。契約によって働ける期間が保証されているので在宅型の受託開発案件よりも安定的に収入を得ることができますよ。SES案件の単価は平均で月50万円から80万円程度です。さまざまな現場を渡り歩いているため、それぞれの現場で学んだことを活かしてスキルアップできます。
続きSESエンジニアが働きながらスキルアップするには、目的意識を持って日々の業務をこなすことが大切!実務経験は最低でも1年必要ですが、テストやドキュメント作成は実務経験に含まれないので注意が必要ですよ。開発の実務に携わることができない職場なら、そうでない職場に変更してもらうよう打診するのもいいですが、日々の業務内で自主的に行動することも大切です。
続き派遣先となるクライアント企業は、求められているスキルと労働力を提供する場所です。実務経験者であればすでに持っているスキルを応用しながらスキルアップできますが、指示待ちが基本の働き方にならないよう、十分に注意しましょう。派遣先の職場で出会うハイスキルなエンジニアの仕事のやり方や社外の人たちとの交流から学ぶこともできますよ。
続き企業から企業へと渡り歩く働き方は、エンジニアとしての知識や経験を自然とレベルアップさせてくれます。SESエンジニアとして働くのがおすすめなのは、気配りが得意な「縁の下の力持ち」タイプの人。技術力の高さはもちろんのこと、サポート力や対応力、適応力などがあるエンジニアは現場ごとに異なる環境にすぐなじむことができるでしょう。
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